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癒しのガーデンめぐり 四季折々の花々が彩る癒やし空間で、疲れた心をリラックス&リセット。めまぐるしい日常を忘れて、癒やしの散策に出かけましょう!バックナンバー

季節ごとに咲き乱れる花と、壮大な自然が作り上げた景色のなかで過ごす贅沢な時間。蓼科高原バラクライングリッシュガーデンは、1990年に創立された日本初の本格的英国式庭園です。新宿駅からガーデンへのバスも出ていてアクセスの良さは抜群。お友だちと気軽に、イギリスへ旅行したような気分を楽しんでみては?
  • 英国園芸の第一人者がつくる庭
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英国園芸の第一人者がつくる庭

ファッションブランド「バラ色の暮し」のデザイナーとして、服の素材を求めてヨーロッパを駆け回っていたケイ山田さん。彼女がイギリスで出会った庭に魅せられ、長野県茅野市に本格的な英国式庭園をオープンして20年になります。いまでは世界中のガーデナーからも注目される存在となったバラクライングリッシュガーデンのみどころをうかがいます。

ケイ山田さんプロフィール

四季の魅力あふれる
表情豊かな草花
庭を訪れた来客者がまず驚かされるのが、植物の種類の豊富さ。イギリスから移植した2,500本ほどの草花たちを主役にしてスタートしたこの庭も、20年経ったいまでは約5,000種もの花が色とりどりに咲き乱れます。

山田さん:「一週間経っただけで違う表情を見せる庭なので、オススメの時期を聞かれると困ってしまうんです(笑)」

いまではポピュラーなゴールデンアカシヤを日本に紹介したのもこの庭園。
虫も人間も魅了する
豊かなバラの香り
英国式庭造りに欠かせなかったのが『オールドローズ』。古代から自然交配で続くバラのため、虫を惹き付ける花本来の力強さが残っており、香りが大変豊かです。花びらが数枚の小ぶりで可愛らしいものから、100枚以上からなるボリュームのあるものまでその個性も様々。生花店で通常目にする1本の茎に一輪花がついているような『現代バラ』とは、かなり印象が違います。

山田さん:「『現代バラ』と違い、花びらが庭に散って香るさまが素晴らしいの!拾ってポプリも楽しめます」

農薬に頼らない庭造りを根気強く続けてきたため、いまでは自然の生態系ができて害虫に悩まされることも少ない。バラに囲まれたベンチで読書を楽しむ贅沢。
力強く伸びるバラと
共に年月を重ねる
一株から多くの花をつけるのも『オールドローズ』の特徴。アーチにして楽しんだり、這わせてバラの壁にしてみたり。特有のやわらかい色合いが美しく広がります。

山田さん:「20年経ったからこそバラも天井や壁になってくれました。自然と向き合うようになって“待つ”ことを楽しめるようになりましたね。」

難しいと思われがちなバラも『オールドローズ』なら力強く花をつけてくれる。

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草原のような風景を楽しむ
『メドウ』
パビリオンの建っている周辺は『メドウ』と呼ばれています。『メドウ』とは牧草地のように芝生がのび、野の花々が咲く、まるでイギリスの片田舎の草原のような庭のことです。水仙やチューリップなど季節毎の花が絨毯のように一面に咲く先に、白樺の隙間からパビリオンが見え隠れする・・・自然を活かしながらも計算された英国式庭園らしい景色が楽しめます。
せっかく計算して植えた球根をモグラが移動させてしまう…
そんなかわいい事件が時には起こるそう。
草花が造り上げていく
建物を美しく見せる庭
草花たちが形造って行くことを想定し、オープン当初はかなりシンプルだった庭園。庭から振り向いて見た、建物と花がいかに素晴らしい景観になるかにこだわって設計したそう。景観を一枚の絵画としてみたとき、焦点となるところを『フォーカルポイント』と呼んでいます。

山田さん:「花々の向こうに、こんな角度で建物を見せたい。花の隙間から苔むした石像をのぞかせよう。沢山の見どころが隠されているので、見つけて欲しいですね。」

まるで100年経っているかのような石像。
アンティークな風合いの出やすいものを選んでいる。
蓼科にマッチした
自然風の庭づくり
英国式庭園とはイギリスの歴史や文化の中から生まれた『自然風の庭』だと語るケイ山田さん。イギリスと比較的に気候が似ていたこともあり長野に庭園を作ることを決めた際、イギリスの草花を移植するだけでなく、長野に自生している白樺や蓼科の山々など、地元本来の自然の景観を活かすことを心がけたそう。
桑畑の跡地である庭園にそのまま育っていた桑の木は、自然な枝ぶりを活かし英国式に刈り込まれいまも残っている。
小道の冬景色はイギリスそのもの。

ケイ山田(けいやまだ)

ホーティカルチャリスト・英国園芸研究家 1990年に蓼科高原バラクラ イングリッシュガーデンを開園以来、英国庭園文化の普及に努める。2002年、最も権威と歴史のあるガーデニングのイベント チェルシ−・フラワ−ショ−「ショーガーデン部門」に初出場。日本人女性初のシルバーギルトメダル(準金賞)を獲得。翌年と2009年にも出場し、世界的に認められる。2009年11月開園の首都圏最大級の英国庭園「横浜バラクライングリッシュガーデン」をデザイン・総合監修。各種セミナーや教室の開催、執筆活動も行う。

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バックナンバー

  • 第1回 神奈川県横浜市「山手西洋館」
  • 第2回 愛知県名古屋市「ブルーボネット」
  • 第3回 神奈川県箱根町「星の王子さまミュージアム」
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